小悪魔は見た!
私の仕事場は主に図書館ですがそれ以外の場所に行く事もあります。
そんなこんなでちょっとした雑用の帰り、紅魔館の玄関前で……
――美鈴、あなたまた侵入者を許したそうね
この館のメイド長、咲夜さんの声が聞こえました。
この人は人間ですがお嬢様の側近であり実質紅魔館の顔役です。
生半可な妖怪や亡霊や我々悪魔より恐ろしいです(お嬢様姉妹は生半可じゃないので例外です)。
話を元に戻しますとどうやら門番の美鈴さんが侵入者を許したのを咎めているようです。
「だ、だって咲夜さんあの黒いのは早い上にスペルの威力も……」
「その威力の高いスペル、アイツは使わなかったそうじゃない?」
「え、えっとその……」
「全く、何が背水の陣よ!死ぬ気で守る気があるならスペル取得させないくらいしなさいよ」
咲夜さんはああ言ってるけど無理ってもんです。
肉弾戦ならともかく弾幕ごっこであの黒いのに勝てそうなのはここでは
咲夜さんかお嬢様か妹様くらいです、パチュリー様も体調次第ではいい線いきますが。
「……すっすいません!」
「分かってるわね?今日もお仕置きだからお嬢様が寝た後、私の部屋へ来なさい」
「はい……」
……ん?
あれ?様子がおかしい、会話だけならいつもの光景なんですが
お仕置きを言い渡されたはずの美鈴さんがちょっと嬉しそうな顔してるんです。
しかも俯いて顔をほのかに紅くしてまるで好きな人に愛の告白をされたような……
咲夜さんのお仕置きは痛くて恐くて有名です、これを言い渡された事のある他のメイドなんかは
絶望でこの世の終わりみたいな顔してるのに……
まさか美鈴さんはあんな趣味が!?いやいや……とにかく気になるので様子を見てみよう。
たしかお嬢様が寝た後だから明け方に咲夜さんの部屋ですね。
――そして明け方、咲夜の部屋
そろそろ美鈴さんが来る頃ですね、隠れて様子を見なきゃ。
紅魔館、本館の廊下はいつも完璧に掃除されていますがオブジェやら何やらで
隠れる場所は幾らでもあります。
……あっどうやら来たみたい、部屋に入るようです。
ガチャッ
「……咲夜さん、来ましたよ」
「め〜いりん♪遅いわよぉ、待ってたんだからぁ」
な。何事でしょうか?
咲夜さんの様子がいつもと違います。
いきなり美鈴さんに甘えた声で抱きついています。
パチュリー様が言ってた事と違ってネコ度足りすぎています。
と、とにかくただ事じゃないです……ここはもうちょっと見守りましょう、幸いドアは半開きですし。
「ちょっちょっと咲夜さん!いきなりですかぁ!?……っんむっ」
「んちゅっ……ふむぅ……もう待ちきれないのよぉ、さっきも一人でしてて……」
美鈴さんの声を遮る様に咲夜さんの唇が合わさり舌と舌が絡み合って
口を離し唾液の糸を引かせながら潤んだ瞳で美鈴さんを見つめる咲夜さん……
こ、こんな関係だったんですかこのお二人さん!?
これは目が離せません、下手に動いて見つかるより動かず見ていた方が合理的ってもんです。
……ッ!?
……おっと危ない、何が合理的なんだかと自分で突っ込んでしまうとこでした。
二人の続きを楽し……いや確認しなきゃ。
「ちょっ……ドアが少し開いてますよ、閉めなきゃ声が……」
「この時間だし少しくらい大丈夫よ……それより早くぅ」
「もうっ……しょうがないですね、じゃあ脱いでください」
「………………」
「……どうしたんです?」
「……めーりんが脱がせてぇ♪」
「……分かりました、さぁ脱ぎ脱ぎしましょうね」
「んんっ……」はらっ……ファサッ
「あら咲夜さん、もう乳首が勃ってますよ……咲夜さんのおっぱいキレイ……」
「あっ……やぁん……」
……咲夜さん、ガン甘えですね。
巷では犬、イヌと言われてますが今の咲夜さんは完全なネコです。
完全だけど瀟洒じゃないネコです、どっかの式の式も頬を赤らめて逃げ出しそうな位完璧に猫です。
あっそうこうしてる内に……
「はい、全部脱がせちゃいましたよ……そろそろ私のコレもお願いしますね」
「あはっ……おっきぃ♪」
おもむろに美鈴さんがポロンと下半身を晒して……えぇっ!?
ちょっなんで美鈴さんに……確かそういう種族じゃ無かったはず……
もしかして気を使う能力って……あんな事もできるんだ……
「じゃあいつもみたいにコレに『お願い』してから勃たせてくださいね♪」
「スッ、すりすり……今日もイッパイ気持ち良くしてねオチンチンさん……チュッ」
なんか……ほんと信じられません。
気の塊とはいえ本物そっくりのオチンチンを愛しそうに頬擦りして亀頭に軽くキスして……
美鈴さんでなくオチンチンに「お願い」する咲夜さん。
「んっんっ……んぐっ……」くちゅっぐちゅっ
「ふぁ……いいですよ咲夜さん、あっそんな喉まで咥えこむなんて……」
わぁ、凄い……自分からオチンチンを飲み込む様に喉まで入れて空いた手で自分の割れ目をまさぐってます。
自分で自分に対して乱暴な愛撫です、ああする事で無理矢理犯されてる感を味わってるのでしょうか。
「ちゅぽんっ……あ、おっきくなってきたよ……硬ぁい」
「うふ、もういいですよ……咲夜さんも自分でなさって充分濡れてる様ですし……入れちゃいましょうか」
「うんっ!入れて入れてぇ♪」
「エッチですね咲夜さんは……じゃあお尻向けておねだりしてみてくださいね」
「うん……お願いオチンチンさん、私のナカに入ってゴリゴリして下さい……」
そそり勃ったオチンチンの前でフリフリお尻を振っておねだりする咲夜さんは
猫じゃなく犬らしいです。
……はぁ、なんか私も興奮してきました……
「……………………」
「……は、早くぅ」
「『私へのおねだり』が無かった事はスルーですか?もうちょっとおあずけですね」
「そんな……はやく、早く入れて美鈴っ、私のエッチなおまんこ掻き回してじゅぽじゅぽしてぇ!」
うわ、すごい。あの咲夜さんにここまで言わせるなんて……
あぁもう我慢できません、こんなところではしたないけど私も自分のオチンチン擦ります。
シュッシュッ……えっ?……あぁ、説明してませんでしたね、私はオチンチン付いてるんです。
そういう種族の悪魔ですので。
「……じゃあ咲夜さん、自分で入れてくださいね」
「う、うん……」
スッ……ズッずりゅ……
「んっ……はぁ……は、入ったぁ」
「うあ……いいですよ咲夜さん……ぬるぬるして締め付けて……私も動きますねっ!」
ズンッズンッ
「あっはぁ……すっごぃ、おっきぃのが、おっきぃのがぁ……ズコズコきてるぅ!」
ベッドが凄い揺れ方してます、ギシギシアンアンっていうレベルじゃありません。
美鈴さんの腰の動きは半端じゃなく早いです、腰をお尻に打ちつける音が廊下に響きそうです。
彩虹の風鈴どころじゃないです、極彩颱風レベルです。
あんな凄いマシンガンピストンされてるのに咲夜さんは愉悦に満ちた表情で喘いでいます。
「ああんっイイっ!もっと……もっとえぐってぇ!」
「そんな嬉しそうな顔で涎垂らして……エッチどころじゃなくド淫乱ですね咲夜さんっ!」ズプッパンパン……
「やっ!あっふぁっ……そうなのぉ、私ぃ……エッチで淫乱なのぉ……」
「ふっフゥ……そ、そんなはしたない淫乱には……お仕置きしないといけませんねっ!」スパンッ!スパンッ!
「ふあんっ!してしてぇ!淫乱な咲夜にエッチなお仕置きもっとシてぇっ!」
ぬるっシュッシュッ……
こ、こんなイヤらしい咲夜さん我慢できません。
ああっあぁ!
シュパンッスパンッぐちゅくちゅ……パンパンパンパンッ!
「イヤっイヤぁ!もっと……感じたいのにぃ……もう、いっイくぅ!」
「うっあぁ……イ……きそうなんですか?…………私も、私も出そうっですぅっ!」
「いっ一緒にぃ、一緒にイって!私のエッチなおまんこにせーえきドピュドピュってぶちまけてぇ!」
「あっうぅ!もう、もう出しますよっぉおおおっ!!!」
「私もっ私もぉぉっイクっイっちゃうぅぅぅ!!!」
ドプッピュルッ……ドクドクドク……
うっ……はぁ……こ、この上記の擬音は私の射精音も含まれています……
ってそんなボケやってる場合じゃなかった……あぁ気持ちよかった。
……それにしても咲夜さん、えっちだったなぁ……あ、思い出したらまた大きく……
「あはっ……イッパイ出てるぅ……」
「気が充実して溜まってたんですよ、一応寝起きですから……さあ咲夜さん、キレイにしてくださいね」
「うん……れろっちゅぱっ……チロチロ……はいキレイになった……オチンチンさん、ありがとうね♪チュッ」
あ……美鈴さんのオチンチンが消えました。
どうやらもう終了みたいですね。
「あ、もう就業時間だ……行かなきゃ」
「ね、美鈴……最後にキスして……」
「はいはい……ちゅっ……」
「……すぅ……すぅ……」
「もうっ自分でキス要求して寝ちゃうなんて……おやすみなさい咲夜さん……あっもう時間だ」
あ、部屋を出てくる……隠れなきゃ。
「私と咲夜さんの関係……皆には内緒ですよ、小悪魔さん♪」
「……えっ?」
タッタッタッタ……
え、えっ……えぇ!?
バ、バレてたぁ!?
そ、そうか……美鈴さんは気を察知することもできるんだ……
でも……美鈴さんはそのまま自分の持ち場に走って行きました。
そして咲夜さんは部屋で生まれたままの姿で寝てる。
そして私は覗きながら自分で慰めて一回出しただけじゃおさまらない……
ってことは……これはなんというかその、大型連荘級の大チャンスですね!
「くぅー……んん……」
咲夜さんはぐっすり寝てます……
でも起きたら危ないのでそこら辺にあるリボン?帯?か何かで目隠しをしておきましょう。
そしてあそこは……美鈴さんが射精したもので溢れてるし私が犯したんじゃ美鈴さんに悪いので後ろの穴を使わせてもらいます。
寝てるとはいえイキナリじゃ可哀相なのでまずほぐしましょう。
んちゅっ……れろれろ……
「すぅ……ん、んはぁ……」
おや?排泄物が出る穴なのに特有の臭いがありません。
咲夜さんは本当に完全で瀟洒です、お尻の穴も清潔にしています。
少しほぐれてきたみたいですが唾液だけじゃアレですから美鈴さんの精液を
少し分けてもらって潤滑油にしようと思います。
ぴちゃっ……ぬらぁ……ぬるぬる
もうそろそろいいでしょう、というか私がガマンできません。
一回出したのに再びはちきれんばかりになっているコレを咲夜さんの小さな後ろの穴に押し当てて挿入します。
ぴとっにゅる……
「んっ……ぅぅん」
「あぁ……いい感触です……さあ挿れますよ……」
ぬぷっ……みちみちみち……
「くっ……あ、狭い……けど入ったぁ……」
「ん……んあ?……が、はぁ……な、何っ!?」
あ、起きちゃいました。
声出さないように動かなきゃ、誰かバレちゃいますので。
みちっ……ズンッズプッ
「ふっ……ぁ」
「ひっ……ぎぃ!……だ、誰!?美鈴、美鈴なのぉ!?目が見えな……あふぅ!」
「んっんっくぁ……」
ずぶっずぶっ……
冷静に考えれば手は自由にしてあるので目隠しを取ろうと思えば取れるし
時も止めれるはずなんですが……
突然の事で驚いてるのとこっちの穴を使われてる事への痛みやらで
考える暇も無いようですね、好都合好都合、と言いたいとこですが……
じゅぽっずぽっ……
「ひぃぃっ!いたっイタいぃぃ!」
「くっ締まっ……くふぅ……」
お肉が締まって狭いのと……美鈴さんの精液が私のモノに絡みついて……
もう、出ちゃいそうです……
「くひぃっ!うっ……ぐっ……かはぁっ」
「んっんっ……ぃく、ィクぅ……」
ズン!ズンッ!ズッ……ドプゥッビュクッ!
「やっイヤぁ!あ、熱ぅい……」
「はあっはあっ……」ずるっ……ぬぽんっ
ああ……大満足です、さあ咲夜さんが呆然としている内にトンズラかまします。
――その日の夕方頃
「今日はサボらず侵入者も許してないわね……それよりちょっと美鈴」
「あったりまえですよぉ!……(小声で)咲夜さん、ちょっとちょっと」←手招き手招き
「………………何よ?」
「咲夜さん、今朝……自分からキスしてって言ったのに寝ちゃったでしょう?」
「確かに寝ちゃったけど……あの後の事は……ソレの仕返しのつもりだったのかしら?」
「えっ?あの後……?」
「トボけても無駄!……今この場でキッチリお仕置きしてあげるわっ!インスクライブレッドソウルッ!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!
ザクザクザクザクスパスパスパスパッ!!!
「いっ!?……イタイイタイッ!『あの後』って何のことですかイテテテッ!」
「これくらいあの時の痛みに比べればどうってことないでしょうっ!?それもう1ラッシュっ!」
「イギャアアアァァァーーーッ!!!」
「ねぇ、侵入者許してないしザボってもないのに……なんで警備隊長お仕置きされてるの??」
「……さぁ?分からないけど今言えることはここから離れた方がよさそうってことね」
「……全力で同意」
糸冬
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後書き
しっかし……ストーリーもへったくれもないなこりゃ。
小悪魔の性格、どっかの天狗みたいだな、しかしまあいい。何故なら……
私はエッチな咲夜さんが書きたかった、それだけです……退かぬ媚びぬ省みぬ!
美鈴と咲夜さんメインで、しかもネチョで
おっぱいネタ、というか巨乳ネタやらなかったのは私くらいだろうなハハハハッ……orz ←忘れてた馬鹿
おっぱいネタやると咲夜さんが攻めになっちゃいそうだし、と文才を棚に上げた言い訳をしてみる。
美鈴攻めで尚且つラブラブ甘々な美×咲が書きたかっただけなんだよぉぉぉ!!!←なのにこのオチかよ